篠田歯科スタッフブログ
歯ぎしり(ブラキシズム)の種類
こんにちは、歯科衛生士の木村です。今回は歯ぎしり(ブラキシズム)の種類についてです。 歯ぎしりには以下の3種類があります。
・グラインディング(ギリギリ音)
・クレンチング(無音)
・タッピング(カチカチ音)
【グラインディング】
グラインディングは一番頻度が高く、世間一般で言う『歯ぎしり』のことです。イメージとしては、上の歯と下の歯を強く食いしばって、横に動かすので歯の先端が真っ平になっていることが特徴です。そして歯ぎしりしている時にギリギリというような耳障りな音がします。
【クレンチング】
クレンチングは奥歯を噛み締めるのみで、横に動かすことはないので音がしないのが特徴です。音がしなくても奥歯にものすごい力がかかっているため、クレンチングの最中ほっぺの筋肉がぽっこりと膨らみます。奥歯にものすごい力がかかるので、歯ぐきの所にでこぼことした骨の隆起ができることもあります。
【タッピング】
タッピングはその名の通り歯をカチカチと噛み合わせるもので、他の2つより割と頻度が低いです。
また歯ぎしり(ブラキシズム)の睡眠と関連した分類として、睡眠時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムにも分けられます。
睡眠時ブラキシズムは、言葉通り眠っている時に起こる歯ぎしりのことをさしています。眠っている時なので無意識に起こっていると考えられます。
また、覚醒時ブラキシズムは、起きている時に起こる歯ぎしりのことです。こちらは、いわゆる癖という位置付けをされています。
いずれにしてもあまり自覚がないのが歯ぎしりですから、なかなか厄介ですね。皆さんもお口の中をよく観察し、歯が欠けていたり、削れていたり、朝起きると顎が痛いという症状がある場合お近くの歯医さんで診てもらいましょう。