篠田歯科スタッフブログ
歯肉増殖症:歯周病の進行と薬剤の関係
こんにちは、歯科衛生士の木村です。今回は歯周病の進行に影響(歯肉増殖)する薬剤についてです。
薬の服用は、歯周病になりやすい要素を沢山もっています。例えば、歯科で一番取りあげられているのが、降圧剤(血圧を下げる薬)です。降圧剤(カルシウム拮抗剤)は歯ぐきが腫れてしまう為、歯周病菌がたまりやすくなります。
また、免疫抑制剤(シクロスポリン)の服用も歯周ポケットができやすくなり、そこに細菌がすみつきます。免疫力も落ちているので細菌を退治することもできず、ますます歯周病が悪化しやすくなってしまいます。
その他には、てんかんの薬の長期服用でも歯肉増殖が起こるそうです。歯科にかかる時には、どのような薬を常用しているかを伝えるようにしてくださいね。
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