東北大学の発表によると、全国 24自治体の77,397 名(男性 36,074 名、女性 41,323 名)の高齢者を追跡したデータを分析し、要介護になる前の歯の本数と、寿命・健康寿命(日常生活に制限のない期間)・要介護でいる期間の関連を調べたそうです。
その結果、歯が多い人は寿命が長いだけではなく、健康寿命が長く、要介護でいる期間が短かったとのことです。
バランスの取れた食事を摂れることは、健康に長生きするためには非常に大事なようですね。定期的に歯科医院で健診を受けて健康なお口を保ちましょう!
東北大学プレスリリースより
【結果】 調査に回答した 85,161 名(回収率 67.4%)のうち、77,397 名(男性 36,074 名、女 性 41,323 名)について 3 年間追跡したデータの利用が可能でした。分析の結果、死 亡や要介護発生に影響を与えそうなその他の要因の影響を取り除いた上でも、歯が 多いと、単に寿命が長いだけではなく、健康寿命が長く、一方で、要介護でいる期 間が短いということが明らかになりました。その差は 85 歳以上でもっとも大きく、 歯が 20 本以上ある人は、0 本の人にくらべて健康寿命が男性で+92 日、女性で+70 日;寿命が男性で+57 日、女性で+15 日;要介護でいる期間が男性で-35 日、女性で -55 日の差があることがわかりました。
【関連記事】
カテゴリー:★【学会・スタディーグループ】 日時:2017年7月23日