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Dr.篠田のブログ

歯周再生療法:エムドゲインと人工骨移植の併用

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術前

 今回の患者さんは「歯ぐきが腫れる」とのことで来院されました。検査してみるとお口全体で歯周病が進行しており、特に右下の犬歯周囲で骨吸収が進んでいました。


【術前の口腔内写真】

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【術前のレントゲン】
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 歯磨き指導歯根面の歯石取り(SRP)を行っても右下犬歯では十分な改善が得られなかったため、エムドゲインと人工骨移植の併用による歯周再生療法を行いました。

術後

 現在治療から3年経過していますが、先日の定期健診では歯周ポケットも浅く、腫れも出血もない、良好な状態でした。

【術後の口腔内写真】

2014041704.jpg

【術後のレントゲン】
レントゲン写真からは歯根周囲の骨欠損部に、骨の再生が確認できます。

2014042001.jpg

まとめ

 歯周病の治療ではその原因である細菌のかたまり(プラーク)や歯石を除去するだけで大きな改善が得られます。しかし今回の症例のような深い骨欠損のある場合には、歯周再生療法を行うことにより歯周ポケットが浅く、よりメインテナンスしやすい環境を作ることができます。
 また歯周組織の健康を治療後も長期に維持するためには、定期健診が重要です。

カテゴリー:★【歯周病】, ・再生療法, ・歯周外科, 歯周病症例  日時:2014年4月18日

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