後退した歯ぐきをもとに戻す! ルートカバレッジ
歯周病の治療には歯周病、その他の原因で欠損した歯ぐきや歯ぐきの土手(歯槽堤)をもとの審美的な形態に戻す歯肉歯槽粘膜手術があります。今回はその中で病的に後退した歯ぐきをもとに戻すルートカバレッジ(根面被覆術)の症例をご紹介します。
【症例】
初診時:左上犬歯の歯ぐきの後退を主訴に来院された患者さんです。
犬歯の根の先まで歯肉から露出して、歯石が付着しています。通常、根の先まで露出した歯は改善が期待できませんが、手術を試みることにしました。
手術の前に、歯の神経が死んでいたため根の中の消毒(根管治療)をしました。
術後:根元の歯肉を引っ張り根面を覆う(歯肉弁歯冠側移動術)と同時に他の部位からの歯肉移植をしています。左右対称にはできませんでしたが、初診から比べると大きく改善しています。
カテゴリー:★【審美歯科】, ★【歯の知恵袋】, ★【歯周病】, ・歯周外科, ・歯肉歯槽粘膜手術, 歯周病症例 日時:2012年12月28日