週刊ダイヤモンドに歯周病専門医としてインプラント対応医療機関一覧に掲載していただきました。先日、アンケートに協力したということで週刊ダイヤモンドが郵送されてきました。封筒を開けてみると「もうダマされない!歯医者の裏側」と非常にセンセーショナルなタイトルでした。
インプラントの5年後の生存率は95.6%、その上部構造は95.4%、日本人を調べた論文では、上顎の5年後の生存率が98%、下顎は96%だ。一方で、ブリッジは残念ながら、5年後生存率が55.6%と低い。インプラントと調査方法が違うため、正確な比較にはならないが、生存率に大きな開きがあることはわかるだろう。ブリッジは抜歯した場所の前後の残存歯を削ってかぶせ物をするという治療法なので、硬い表面を削られた残存歯は虫歯になりやすくなる。インプラントと部分入れ歯を比べた場合でも残存歯への影響がよりいいことがわかっている。治療を行った後に残存歯を何本失くしたか調べたところ、インプラントが他の治療法より好成績だった。他の治療法と比較すると、インプラントのほうが優れている点は多い。ただ高額であり、顎骨を削るという外科手術を必要とするため、体に対する負担が大きいというデメリットもある。
非常に多くのデータを集めた詳細な特集で驚きました。記事の通り歯を失った後の3種類の治療法(インプラント、ブリッジ、入れ歯)にはそれぞれメリットとデメリットが有り、患者さんの口腔内の状況や考え方に合わせて選択するべきだと思います。
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カテゴリー:★【インプラント】, ★【書籍】, ★【診療所・お知らせ】, ・インプラント周囲炎 日時:2013年6月17日