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Dr.篠田のブログ

インプラント周囲炎に対する再生療法

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加させていただいています。隔週で症例検討会と論文抄読会をしております。2012/10/19は論文抄読会でテーマは「インプラント周囲炎に対する再生療法」でした(文献1文献2)。インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病(正確にはインプラント周囲炎)になることがあります。以前はインプラントの失敗にはあまり注目されていませんでしたが、現在ではインプラント周囲炎が話題にあがることは多く、研究も盛んにされています。

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 1つの文献はインプラント周囲炎によりできた骨欠損に自家骨と人工骨の混合物を移植して、1年後の経過を調査した研究の報告でした。結果はインプラント周囲の骨欠損は平均で5.1mmから3.5mmに改善し、インプラント周囲ポケットは平均4mm浅くなりました。このため、インプラント周囲炎に対するこの治療法は信頼出来る手法であるという結論でした。

 勉強会での議論では今回の再生療法に対する検討の後、実際の症例ではインプラント周囲炎の兆候が現れたら早期に外科的に清掃して、再生療法が必要な状態まで進行させないことが大切であるという結論に達しました。

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カテゴリー:★【インプラント】, ★【学会・スタディーグループ】, ・ISCT研修会, ・インプラント周囲炎  日時:2012年10月29日

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