篠田歯科スタッフブログ
下の親知らずを抜いた後に痛みが続いたら
こんにちは、歯科衛生士の木村です。抜歯した後(多くは下の奥歯)に激痛があり、長期間無くならないことがあります。その原因の多くはドライソケットと呼ばれるものです。
通常、抜歯後には血餅と呼ばれる血のかたまりが穴を覆い、その上を伸びてきた上皮が覆うことで穴は塞がっていきますが、ドライソケットは何らかの原因で血餅ができず、骨が露出したままになることで痛みを引き起こします。
ドライソケットの主な原因は、大きく分けて2つあります。1つ目は、抜歯した部位であまり出血がなく血餅ができないこと。そして2つ目は、うがいのしすぎです。口腔環境を清潔にするためにうがいは必要ですが、やりすぎは逆効果となります。舌で抜歯部を頻繁にいじってしまうこともいけません。触れることで血餅がはがれてしまいます。
歯を抜いた後に痛みがつらい場合は、早めに歯科医院に連絡して診てもらいましょう。
カテゴリー:【木村】 日時:2018年3月5日