篠田歯科スタッフブログ
酸蝕歯の特徴
こんにちは、歯科衛生士の木村です。今回は酸蝕歯の特徴についてご紹介致します。
酸蝕とは文字通り歯が胃酸や食品に含まれる酸により蝕まれることをいい、その状態になった歯を酸蝕歯といいます。酸蝕は歯の表層(エナメル質)が溶けることによって始まり、歯の表面は最初つや消しの状態になりますが、酸蝕した歯面に歯ブラシが接触することで磨かれ、滑沢でつやつやな外観になります。その結果歯は丸みを帯び、輪郭は失われることとなります。
前歯部
表層のエナメル質に穴が開くとその下の黄色い象牙質が露出して、先端(切縁)に溝ができます。
臼歯部
奥歯の特徴は咬みあわせの面(咬合面)にカップ状のへこみが生じ、つめものが入っている場合は、つめものと歯との境に段差が生じ、さらに酸蝕が進むとつめものが取り残された状態になり、最後は脱落してしまいます。
鏡を見て、このような状態であれば一度お近くの歯科医院でご相談してみてください。
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