篠田歯科スタッフブログ
くさび状欠損と知覚過敏
こんにちは、歯科衛生士の木村です。今回は知覚過敏の原因ともなるくさび状欠損についてご説明します。
くさび状欠損とは?
歯と歯ぐきの境目のところで歯がえぐれたようになっているのを「くさび状欠損」といいます。原因として、一つは歯ブラシで強く磨きすぎてしまい歯ぐきが後退して根元の象牙質が露出し、さらに摩耗してしまうことが挙げられます。もう一つの原因は歯ぎしりや食いしばる癖がある方は、歯に強い力がかかるために歯が歪んで根元で歯質にヒビが入ったりしていることがあります。
くさび状欠損と知覚過敏
くさび状欠損は虫歯ではないので放置されがちですが、放っておくと歯が削れた部分で神経が過敏に反応して、しみやすくなったり痛みがでたりします。CMで良く聞く知覚過敏がこの状態です。
くさび状欠損が小さい場合は削れている部分にしみ止の薬を塗ったりします。くさび状欠損が大きい場合は合成樹脂(レジン)の詰め物でカバーしたりして、歯の神経への影響を避ける治療が必要な時があります。知覚過敏は悪化すると神経を抜かなければいけない場合もあります。この機会に、一度お口の中をご覧になってみてください。