篠田歯科スタッフブログ
乳歯の重要な働き:噛む・発音の他にも「永久歯の道案内」
こんにちは、歯科衛生士の木村です。今回は、乳歯の重要な働きについてです。乳歯は体の成長とともに、永久歯に生え変わります。いずれは抜けてしまう歯ですが、乳歯も意外と重要な役割をはたしています。
☆ 噛む☆
お子さんがよく噛んで食べると、体を大きくする栄養がお腹でしっかり吸収されますし、脳にもよい刺激を与えます。
☆ 発音☆
言葉を話し始める時期に乳歯が生え、はっきりと発音するための正しい舌の動かし方を覚えることができます。
☆ 永久歯の道案内☆
乳歯の後に生えてくる永久歯が「そろそろ出たいよ」というサインを出すと、乳歯は根が吸収して自然に抜けます。乳歯は後続永久歯のために「場所取り」をしていて、乳歯を早く喪失すると後続永久歯は生えるスペースを失いデコボコの歯並びになってしまいます。
永久歯に上手に場所をゆずるために、虫歯にならないように気をつけましょう。当院ではお子さんとお母さんのための口腔衛生指導、フッ素塗布など虫歯の予防処置をしております。
☆ 乳歯の生える時期☆
1歳半ごろ・・・上下前歯の4本が生えます
2歳半から3歳ごろ・・・乳歯が生え揃う
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カテゴリー:【木村】 日時:2013年11月5日