毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。
2014 / 6 / 13 は港区でご開業の佐藤康則先生の症例発表で、今年9月に開催されるアメリカ歯周病学会で発表予定の「インプラント周囲炎の予防」をテーマにしたプレゼンテーションを見せていただきました。
インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病になることがあります。このインプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と言います。今回のプレゼンテーションで佐藤先生は、インプラント治療後のメインテナンス期間中にインプラント周囲炎が起こらないようにするには、どんな点に注意するべきかを論点に多くの症例を提示されました。
インプラント周囲炎は歯周病と同様に細菌が原因となり引き起こされますが、今回はインプラント周囲炎が起こりやすくなる要素について検討されました。具体的には、インプラント本体(フィクスチャー)の表面性状、さし歯(クラウン)の土台(アバットメント)の素材や形態、さし歯(クラウン)を装着する際の接着材の取り残し、過度な咬み合わせの力などについて議論されました。
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カテゴリー:★【インプラント】, ★【学会・スタディーグループ】, ・ISCT研修会, ・インプラント周囲炎 日時:2014年6月16日