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Dr.篠田のブログ

歯根膜細胞シートによる歯周組織再生療法:週刊ポスト

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画像: 細胞シートティッシュエンジニアリングセンター HPより

 当ブログの以前の記事で、東京女子医大で行われている歯根膜由来細胞シートによる歯周組織再生治療についてご紹介しました。当時は、「患者さん自身から採取した細胞を培養してシート状にしたものを移植をすることにより歯周組織を再生する治療が臨床応用すべく研究されていますが、移植された細胞がガン化しないかなど安全性も含めてこれから臨床試験が行われる」とのことでした。

 先日週刊ポストにこれに関する記事が掲載されており、現在は中等度の歯周病患者で臨床研究を実施していて、数例で組織再生が確認されているそうです。

週刊ポスト2013年10月25日号 より
「細胞シートは移植時の縫合も不要で、短時間で移植部と一体化し組織を再生することがわかっています。将来に向け誰にでも適応できる細胞シートの研究を目指していきます」(岩田特任講師)
 現在行われている歯周組織再生療法(GTR法エムドゲイン)は適応の骨欠損形態が限定されています。また、通常の歯周外科手術とくらべて再生療法は平均で1mm程度組織付着の獲得が多いだけで、研究により結果が良かったり悪かったりばらつきがあります(GTR法エムドゲイン)。生きた細胞の移植による再生療法で、適応症の拡大や治療成績の向上が得られることが期待されます。

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再生療法カテゴリの記事

カテゴリー:★【ニュース】, ★【歯周病】, ・再生療法  日時:2013年10月18日

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