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Dr.篠田のブログ

歯周病原菌の痕跡がアルツハイマー病患者の脳から見つかる:英国研究

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通常の老人の脳(左)とアルツハイマー型認知症患者の脳(右)Wikipedia

 歯周病と糖尿病心疾患呼吸器疾患低体重児出産などの関連が研究されていますが、イギリスでの研究によると歯周病原菌の痕跡がアルツハイマー病患者の脳で見つかったそうです。

ブルームバーグ 7月30日
ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズに掲載された研究結果によると、アルツハイマー患者の脳のサンプル10のうち4つに、歯周病の原因菌として知られるポルフィロモナス・ジンジバリスの痕跡が見られた。一方、同年齢で認知症の症状が出たことのない10人の脳からはこの細菌は見つからなかった。

 口腔内細菌が心血管で見つかることがありますが、脳組織で細菌の痕跡が見つかったというのは驚きです。今回の研究は細菌が生成する化学物質が蓄積しアルツハイマーを引き起こすという説を支持する根拠になるかもしれないとのことです。


カテゴリー:★【ニュース】, ★【歯周病】, ・歯周病と全身疾患  日時:2013年8月6日

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