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Dr.篠田のブログ

全身疾患を有する患者への歯科治療:東京医科歯科大学歯科同窓会臨床懇話会

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 東京医科歯科大学歯科同窓会中野支部では学術委員として、学術講演会の企画や準備の仕事をしています。2013 / 8 / 2 は、国立国際医療研究センター歯科口腔外科長の丸岡豊先生お招きして、HIV感染者への歯科治療、ビスフォスフォネート系薬剤関連顎骨壊死、抗血栓療法患者の歯科治療についてご講演いただきました。

HIV感染者への歯科治療

 HIV感染者を治療する際の心構え、どこまで治療していいのか、やってはいけないこと、感染防止対策、万が一の場合(針刺し事故など)についてお話いただきました。またHIV感染後最初に症状が現れるのは口腔である可能性が高く、HIV感染者の様々な口腔内症状の写真も拝見しました。

ビスフォスフォネート系薬剤関連顎骨壊死

 骨が弱くなり骨折のリスクが高くなる病気である骨粗しょう症の方がよく服用されているのがビスフォスフォネート製剤です。またビスフォスフォネート製剤はガンの骨転移を抑制する目的で用いられることもあります。このビスフォスフォネート製剤を服用中の患者さんの抜歯をした後に顎骨の壊死が起こった例が報告されています。ビスフォスフォネート系薬剤を投与されている患者さんに対して歯科治療を行う際の問題点、考慮すべき点などをお話いただきました。また、国立国際医療研究センターのビスフォスフォネート系薬剤関連顎骨壊死症例を拝見しました。

抗血栓療法患者の歯科治療

 抗血栓療法(血液をサラサラにする薬を投与する治療)の種類と抜歯や手術をする際の対応をお話いただきました。


 今回は全身疾患を抱えた患者さんの歯科治療について、大病院の歯科の現場で働いている先生のナマのお話を聞くことができました。また一般の歯科医院ではなかなか見られない症例写真をたくさん拝見することができて、大変勉強になりました。


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東京医科歯科大学カテゴリの記事

カテゴリー:★【東京医科歯科大学】  日時:2013年8月5日

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