医学文献のデータベース(MEDLINE)から1960年以降の研究を分析し、以下の結果が得られました。
1.ほとんどの研究において、健康な人に比べ糖尿病患者では歯周病の罹患率がより高く、歯周病がより進行していた。
2.歯周病による感染は、血糖値のコントロールにマイナスの影響を与えていた。しかし、歯周病の治療によりすべての研究で血糖値のコントロールが改善したわけではない。
3.2つの経過観察研究では、重症の歯周病と血糖値のコントロールの双方向の関連性が示された。
このように、糖尿病の患者さんは歯周病になりやすく、口腔内を衛生的にすることにより血糖値をコントロールしやすくなる可能性があるようです。