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Dr.篠田のブログ

歯周病と呼吸器疾患のリスク

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肺炎の原因となる細菌は口の中にも住んでいます。高齢になるにしたがって飲み込みが悪くなり、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤って肺の中に入ることによって発症するのが誤嚥性肺炎です。

 アメリカ歯周病学会(2003)では同様に、歯周病と呼吸器疾患のリスクの関係についても分析しています。

医学論文のデータベースから得られた21の研究を分析したところ、以下のような結果が得られました。

1.口腔衛生状態を改善する様々な処置により、入院患者の肺炎が40%に減少した

2.いくつかの研究では歯周病とCOPDと呼ばれる呼吸器疾患の関連性が示された

以上の結果から、口腔衛生不良と歯周病により起こる呼吸器疾患の原因菌の口腔内での繁殖は、入院患者の肺炎と関連しているようであると結論付けています。

カテゴリー:★【歯周病】, ・歯周病と全身疾患  日時:2010年12月7日

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