抜歯をしない マウスピースを使った歯列拡大を中心とした小児歯列矯正
2013 / 5 / 16 は、東京医科歯科大学歯科同窓会中野支部の臨床懇話会に参加しました。講師は小児歯科専門医で、茅ヶ崎でご開業の國本洋志先生をお招きしました。現在國本先生の診療所では小児の虫歯は激減しており、予防・定期検診、歯列矯正が診療の大きな割合を占めるようになっているとのことでした。
【抜歯をしない歯列拡大】
成人矯正では歯の大きさに対して顎の大きさが決まっているので、顎が小さく歯が並びきらない場合には抜歯が必要になります。ところが乳歯から永久歯への生え換わりの時期(混合歯列期)には顎の骨も成長しているので、マウスピースを使って歯列を拡大することにより、多くの症例で歯を抜かずに矯正することができるそうです。
【睡眠時無呼吸症候群が改善】
また、舌が下がり気道を閉塞する睡眠時無呼吸症候群の子供の場合、歯列拡大をすることで舌の収まるスペースが広くなり睡眠時無呼吸症候群が改善することが多いそうです。
カテゴリー:★【東京医科歯科大学】, ★【歯列矯正】 日時:2013年5月17日