篠田歯科スタッフブログ
唾液のお話
こんにちは、歯科衛生士の木村です。
前回に引き続き、唾液のお話です。唾液には、上皮成長因子、神経成長因子が含まれます。
上皮成長因子は、皮膚が傷ついたとき傷あとの修復を促す働きで、皮膚を活性化する機能と考えてよいでしょう。
神経成長因子は、神経細胞を活性化し、脳神経の機能を回復する機能です。つまり、唾液には皮膚や脳の老化を抑えて若返りを促す働きがあるといえるのです。
<お口の健康が老化の原因「活性酸素」と深く関係>
活性酸素とは、他の物質とくっついて酸化しやすい状態になっている不安定な酸素のこと。この活性酸素が体内の物質を酸化させると、しみやしわなどの老化やさまざまな病気を引き起こすと考えられるそうです。さらに、歯周病がひどいと活性酸素が多いという研究報告や、ドライマウスで唾液の少ない人は唾液中の活性酸素が多いという研究結果も有るそうですよ。
出典:8020推進財団 「だ液」の秘密とそのパワー
【関連記事】
photo credit: Insomnia PHT cc