【症状別】歯が痛い時の原因とご家庭でできる応急処置
急に歯が痛くなると「どうしたら良いんだろう?」「何が原因だろう?」と不安になりますね。今回は、「冷たいものがしみる」「噛むと痛い」「歯ぐきが腫れて痛い」など症状別に可能性の高い歯の痛みの原因と応急処置をご説明します。
すべての症状に共通した応急処置
症状別の可能性の高い原因と対処法
【冷たいもの甘いものがしみる、歯ブラシが当たると痛い】
知覚過敏や虫歯の可能性があります。知覚過敏では歯ぐきが後退して敏感な歯根が露出し、そこに冷水や歯ブラシの刺激が加わるとまるで神経に触れたような痛みを感じます。知覚過敏には知覚過敏用の歯磨剤を使って様子を見ることをおすすめしていますが、一般の方には虫歯と知覚過敏の鑑別はできません。虫歯は治療が遅くなれば大掛かりな処置が必要になるため、冷たいものがしみる場合には、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
【寝ている時に激しく痛む、冷たいものがしみる】
大きな虫歯や歯のひび割れが原因で歯の神経が炎症を起こしている(歯髄炎)可能性があります。歯髄炎は放置するとやがて神経が死んで突然痛みが止まりますが、すぐに歯の根元が化膿(根尖性歯周炎)して、また激しい痛みが始まります。寝ている時に歯が激しく痛む場合には、痛み止めを飲んでできるだけ早く歯科医院を受診してください。
【温かいものがしみる】
【噛むと痛い、歯ぐきが腫れる】
【上の奥歯が痛い、鼻汁が出る】
膿性の悪臭を伴う鼻汁がある場合は、歯ではなく副鼻腔炎が原因の可能性があります。風邪を引いているなど全身的な不調がある場合は、耳鼻科の受診が必要かもしれません。
【最後に】
今回挙げたのは比較的頻度の高い原因ですが、他にも顎・顔面の神経やこころの問題、その他の原因でお口の痛みが現れることがあります。お口の痛みは病気のサインですから、放置せず歯科医院を受診しましょう!
カテゴリー:★【歯の知恵袋】 日時:2014年11月4日