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Dr.篠田のブログ

世界的権威が語る! キシリトールが虫歯予防に効果的なの5つ理由

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 「キシリトール」の虫歯予防効果を研究されている、フィンランド トゥルク大学名誉教授のカウコ・マキネン先生のインタビュー記事がありましたのでご紹介します。

 虫歯の原因となるミュータンス菌は母親から伝播(でんぱ)するのですが、お口の中の常在菌であるミュータンス菌をゼロにするのは難しいとのこと。

 そこで、ミュータンス菌が口腔内に存在する前提で虫歯を予防するには以下の4点が重要だそうです。①毎日、歯ブラシを使った歯磨きをする。②ふだんの食生活でなるべく砂糖の使用を控える。③年に数回、定期的な歯科検診を受ける。④日常的にキシリトール入りのガムを噛む。

 では、なぜキシリトールが虫歯予防に効果的なのでしょうか?その理由は5つあるそうです。以下に記事の一部を引用します。

Diet Club 2014年5月16日 より引用転載

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――むし歯予防に”キシリトール”がいいと聞くのですが、具体的に、どういったメリットがあるのでしょうか?

 キシリトールのメリットは五つあります。

 まず一つ目は、酸をつくらないこと。むし歯の主な原因となるミュータンス菌は、食べカスなどから歯垢(プラーク)をつくり、そこに糖を取り込んで、むし歯の原因となる酸をつくりますが、キシリトールを摂取することで、ミュータンス菌が糖を取り込んでも、酸をつくれなくなります。

 二つ目は、ミュータンス菌の抑制です。キシリトールは、ミュータンス菌内に取り込まれても代謝経路に入らないため、ミュータンス菌のエネルギーを消耗させるだけでなく、ミュータンス菌の糖代謝そのものを阻害し、ミュータンス菌の活動を抑制するのです。

 三つ目は、歯垢の抑制です。歯垢をつくり出すミュータンス菌の活動を抑制することで、歯垢を抑制するのです。

 四つ目は、唾液分泌の促進です。キシリトールは砂糖と同じ甘味を持つため、口腔内に入れると味覚が刺激され、唾液の分泌を促進します。

 最後の五つ目は、再石灰化の促進です。酸によって歯が溶け出した(脱灰)際に、キシリトールはカルシウムレベルを上げて、再石灰化を促進するのです。

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カテゴリー:★【ニュース】  日時:2014年5月29日

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