画像:エムドゲインを用いた歯周再生療法(篠田歯科症例)
毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。
2017 / 3 / 10 は新宿区でご開業の冨岡栄二先生をお招きして「日常臨床における再生療法 – Back to Basics -」というテーマでご講演いただきました。富岡先生は東京医科歯科大学をご卒業後、歯科の研究では世界でトップクラスのスウェーデン イエテボリ大学の歯周病科に留学されています。
歯周組織の再生療法には骨移植、組織誘導再生療法(GTR法)、成長因子などを含む薬剤を用いるもの(エムドゲイン、リグロスなど)があります。今回のご講演では、歯周再生療法の歴史、それぞれの手法の単独・組み合わせにおける効果の評価、顕微鏡を用いた低侵襲の術式などの文献をまとめてご解説いただきました。
また後半では、ご自身の再生療法の長期経過症例を数多くご紹介いただき、文献のレビューだけでは得られない実践的な知見もご教示いただき、大変勉強になりました。
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カテゴリー:★【学会・スタディーグループ】, ★【歯周病】, ・ISCT研修会, ・再生療法, ・歯周外科 日時:2017年3月13日