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Dr.篠田のブログ

歯の喪失が記憶力を低下させる可能性:ノルウェー、スウェーデンの研究チーム

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 歯の喪失と心疾患のリスクの関係かみ合わせと動脈硬化かみ合わせとアルツハイマー病の関係が指摘されていますが、今回残存歯数と記憶力の関係の研究が発表されました。歯が少なくなると記憶力も低下する傾向が見られたそうです。

Mail Online 2013.6.19 より引用

 55歳から80歳の273名の参加者を対象にした、ノルウェー、スウェーデンの大学のチームの研究がEuropean Journal of Oral Sciencesに発表された。参加者の残存歯数の平均はすべての歯が揃っている場合の32本より10本少ない22本で、喪失歯の70%は臼歯だった。残存歯数と記憶能力の関係を調べたところ、喪失歯の数が多いほど記憶力は低かった。

 著者によると、歯根膜を介した神経系への刺激の減少が記憶力の低下につながっているかもしれない。または、歯を失うことにより特定の食品を摂らなくなり、ビタミン、タンパク質、カロリー摂取量が減少していることが記憶力低下の原因かもしれないとのこと。

 歯が少なくなると、脳への刺激が減る、栄養が偏るなど以前の研究でも挙げられた要因が今回も指摘されています。元気な老後を過ごすためには、健康なお口が大切なようですね。毎日の歯みがきと定期的な歯科検診を忘れないようにしましょう!

カテゴリー:★【ニュース】, ★【歯の知恵袋】  日時:2013年7月7日

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