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Dr.篠田のブログ

オーストラリア 25歳男性 コーラ飲み過ぎで歯を失い、敗血症に!

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 コーラは非常にPHが低く、ダラダラ飲みを続けると酸蝕症のリスクが高まります。コーラの過剰摂取でひどい酸蝕症(または虫歯)になり、歯からの感染で敗血症にまでなった男性のニュースがありましたので紹介します。
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画像:東京医科歯科大学歯科同窓会発行リーフレット 「酸性食品と酸蝕症」

ナリナリドットコム 2013/02/08 より

ジュースを飲み過ぎれば、体に悪影響を及ぼすことくらいは子どもでも分かってる話。 
しかし、そんな常識に捉われない人も世の中にはいるようで、オーストラリアには 
この3年間、毎日ジュースを最高8リットル飲み続けていた男性がいるという。 
その結果、彼は歯を腐らせて総入れ歯になっただけでなく、さらに腐った歯が原因で 
敗血症を引き起こすなど、散々な目に遭ったそうだ。 

豪紙アデレード・アドバタイザーによると、この男性は南オーストラリア州 
アデレード近郊の街ソールズベリー・ノースで暮らす、25歳の 
ウィリアム・ケンウェルさん。 
もともと水が好きではなかったという彼が、ジュースを大量に飲むようになったのは 
3年前からだ。従業員として働き始めたホテルが「コーラが簡単に手に入る」環境で、 
水嫌いの彼にとって、水代わりにコーラを飲むのは当たり前のことだった。 

その後、コーラなどの清涼飲料水で喉を潤し続けた彼は、毎日6~8リットルもの量を 
摂取。満足感は大いに得られただろうが、その代償はあまりにも大きかった。 
当時、歯科医に普段の生活習慣を相談する機会があった際、当然ながら注意を 
受けながらも、それを無視してジュースを大量に飲み続けていたというケンウェルさん。 
そうこうしているうちに、彼の口の中はとんでもない状態になっていたという。 

彼の歯はすべてひどい虫歯になり、抜いて残ったのは13本だけに。それらの歯の状態も 
次第に悪化し、それが原因で敗血症まで引き起こしたそうで、命に危険が及ぶ結果を 
招いてしまった。最終的にはすべての歯を抜かざるを得なくなり、総入れ歯にして 
ようやく彼は健康を取り戻したという。 

現在オーストラリアの保健研究機関が提唱した「清涼飲料水に表示する、虫歯の 
危険性を訴える警告ラベルのモデル」(米紙ニューヨーク・デイリーニュースより) 
としての活動も行っているというケンウェルさん。 
ラベルがどれほどの効果を生むのかは”疑問”としながらも、「自分はジュースが歯や 
健康に影響を及ぼしかねないという生き証人だ」とも話す彼は、少なくとも過去の 
生活習慣を反省し、同じような人が生まれないようにと願っているようだ。 

関連リンク


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カテゴリー:★【ニュース】  日時:2013年4月25日

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