篠田歯科スタッフブログ
口腔バイオフィルム:洗口や薬剤では落としにくい細菌の膜
こんにちは歯科助手の永田です^^ 皆様は口腔バイオフィルムという言葉をご存知でしょうか?プラーク(歯垢)と同じく虫歯や歯周病の病原細菌が集合してできた菌の巣窟です。プラークと異なるのは膜を形成し、歯の表面に留まり洗口や薬剤では落としにくい細菌のフィルムだという点です。
バイオフィルムに有効な成分(クロルヘキシジンなど)の入った歯みがき剤もありますが、最も効果的なのは毎日の歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなど機械的な清掃です(ホームケア)。
しかし、患者様自身で行っていただくホームケアだけでは完全にバイオフィルムを除去することは非常に困難です。ホームケアと合わせて、定期的に歯科医院で専門的な清掃(プロフェッショナルケア)を行なうことが非常に有効となります。数ヶ月に1回歯科健診でバイオフィルムを落としに行きましょう^^
画像:歯科医院で専門的な清掃(プロフェッショナルケア)の例
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