2017年11月11日(土)、12日(日)の2日間、がんについての啓発イベント「オレンジバルーンフェスタ」が帝京平成大学の学園祭「四季祭」において開催されました。中野区医師会と帝京平成大学が主催で、中野区歯科医師会も共催をしています。
私は「20代でがんになったら〜 医師・歯科医師・薬剤師・看護師によるディスカッション 〜」で口腔がんについてお話をさせていただきました。私は一般歯科医でがんの患者さんの治療経験は無いので、事前に東京歯科大学口腔外科の柴原孝彦教授に取材をさせていただき、ご提供いただいた資料と柴原先生が監修された日本歯科医師会の8020テレビを元にお話をさせていただきました。
口腔がんは、むし歯の鋭利な部分や不適合な入れ歯などで頻繁に粘膜が傷つけられていると発生することがあります。また、喫煙やアルコールの摂りすぎも口腔がんに関連するそうです。
一般の方には口腔がんと口内炎の見分けはつきにくいため、口内炎やお口の傷が2週間以上治らなかったら、歯科医院で診てもらった方がいいそうです。口腔がんが進行するとお口のしびれ、味を感じない、口が動かないなどの症状が出ることもあります。
当日は、その他に近年若年者の口腔がんが増えていること、がんの治療を受けると日常生活にどんな影響があるか、実際に20代で舌がんになった女性の例などをお話をさせていただきました。
虫歯や歯周病だけでなく、口腔がんの発見のためにも定期的に歯科健診を受けましょう。
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