週刊朝日に「口腔ケア」に関する記事がありました。口腔ケアとはお口の機能を維持するためのお手入れのことです。ご自身で毎日歯みがきや歯間ブラシをしていただく「セルフケア」と定期的に歯科医や歯科衛生士が行う「プロフェッショナルケア」の両方が口腔ケアには欠かせません。口腔ケアには、お口の中を清潔にすることにより口腔内細菌の全身への感染を予防する効果と、美味しく食事を召し上がっていただくための機能を維持することにより健康な生活を送っていただく効果があります。
歯の治療やブラッシングといった「口腔ケア」にはさまざまな効果があるようだ。米山歯科クリニック(静岡県長泉町)院長の米山武義歯科医師と東北大学で、全国11の特別養護老人ホームで行った調査では、口腔ケアを行ったグループの発熱者は半減し、肺炎発症者も約4割減少した。歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすいといった調査結果もあり、命にかかわる病気に直結していることは明らかだ。