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Dr.篠田のブログ

自家歯牙移植:リスクファクター

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 以前に、「私の所属しているスタディーグループ救歯会の会員から集めた自家歯牙移植のデータが論文としてまとめられ、Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。」という記事を書かせていただきました。救歯会会員の吉野浩一先生が会員からアンケートをとって、1990年から2010年に行われた614本の自家歯牙移植について分析されたものです。この調査からの第2報目Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。

 今回の文献は、男性の親知らずの移植の際のリスクファクターについての報告でした。上記調査の中から171人の男性の183本の親知らずの移植について調べたところ、5年後の生存率は86.0%、10年後は59.1%、15年後は28.0%でした。残存歯数が24本以下、移植部位で以前の歯を失った理由が歯周病だった場合に、移植歯の生存率が低くなることがわかりました。

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カテゴリー:★【学会・スタディーグループ】, ★【書籍】, ・救歯会  日時:2012年9月10日

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