基本治療では、歯磨き指導・歯石除去・プラーク停滞因子の除去を行います。
その後の再評価検査においてプラークコントロール(口腔衛生状態)が改善しているにもかかわらず、歯肉の炎症(ポケット測定時の出血)が持続していて、深い歯周ポケットが存在することがあります。
こうした場合には、ポケット内の歯根面に歯石の取り残しがあることがあります。
歯根面の歯石を確実に目で見て確認し、これを除去するための手術が歯周外科です。
歯周外科では、歯肉に切開を入れて歯根面と歯を支える骨を露出させた状態で歯石の除去を行います。
歯周外科の目的にはこれを含め以下の3つが挙げられます。
① 歯周ポケット内の歯石を確実に目で見て確認し、これを除去する
② 歯肉の整形をして歯周ポケットを浅くするなど、患者さんがプラークコントロール(歯みがき)しやすい環境をつくる
③ 歯周組織の再生治療
カテゴリー:★【歯周病】, ・歯周外科 日時:2010年12月6日