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Dr.篠田のブログ

重度歯周病の症例

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重度歯周炎では、歯を支える骨が大きく吸収し、歯と歯肉の付着がはがれ、歯根の先端近くまで歯周ポケットが形成されます。支えを失った歯は、大きく動揺します。症例によっては歯が病的な移動をはじめ、前歯が前突したりすき間が開いたりします。

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症例

初診時
「前歯が揺れて物が噛めない。」とのことで来院された患者さんです。お口の中を拝見すると、下の歯に突き上げられて上の前歯は動揺し、特に左上の1番目の歯は軽く引っぱれば抜けてしまいそうでした。同時に歯の病的な移動が起こり、前歯にはすき間があいていました。

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レントゲン写真では、歯を支える骨が大きく吸収していることがわかります。
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歯周病治療終了時
歯周病治療後も歯の動揺は収まらなかったため、かみ合わせの安定と歯の移動を防ぐために歯列矯正の後、かぶせ物で連結固定することにしました。

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矯正終了時
歯周病により病的に移動した歯をもとの位置に戻し、すき間を閉じています。

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補綴(かぶせ物)終了時
かみ合わせの安定と歯の移動を防ぐために、かぶせ物で連結固定することにしました。かぶせ物をする段階でも左上 1 番目の歯は今にも抜けてしまうくらい動揺していたので、患者さんと相談の上で抜歯しました。

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終了時レントゲン
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カテゴリー:★【審美歯科】, ★【歯列矯正】, ★【歯周病】, ★【歯茎の腫れ痛み】, ・メタルボンドクラウン, 歯周病症例  日時:2010年11月22日

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