毎月第一水曜日(時々変更があります)はスタディーグループ救歯会の例会に参加しております。月1回、分野を限らず包括的な歯科医療の症例検討会をしています。当日の診療は4:30までとなりますので、患者様にはご迷惑をおかけいたします。
2013 / 10 / 2 は以下のテーマで4人の演者が発表しました。
1)それは突然やってくる
2)高齢化してくる患者さんへの対応とメンテナンスPart2
3)咬合採得に苦労した一症例の15年経過
4)救歯塾を受講して取り組んだコーヌスクローネの1症例
コーヌスクローネ義歯支台
コーヌスクローネ義歯 装着時
2)高齢化してくる患者さんへの対応とメンテナンスPart2 は、埼玉県でご開業の福田裕文先生の発表でした。患者さんの高齢化や全身疾患により、自身での歯みがきや定期健診の来院ができなくなることがあります。今回の発表では初診時の年齢が75歳の2人の患者さんがコーヌスクローネ義歯の装着後、心疾患や脳血管疾患で十分なお口のメインテナンスができなくなった症例の経過を通して、高齢者のメインテナンスの重要性と難しさ、メインテナンスと歯牙の喪失の関係について考察されていました。
歯みがきをしなければ、多くの場合虫歯や歯周病が進行します。高齢者の歯科治療では患者さんがご自身で歯みがきできなくなった場合に、介護者が代わりにメインテナンスしやすい補綴(さし歯や入れ歯)設計が考慮されるべきであると感じました。
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カテゴリー:★【学会・スタディーグループ】, ・救歯会 日時:2013年10月9日