歯をみがいた後にみかんがまずい理由は、恥ずかしながら知りませんでした (ノ´∀`*)
ライフハッカー[日本版]にそれに関する記事があったのでご紹介します。
ライフハッカー[日本版] 2013.03.29 より転載
歯を磨いた後すぐにオレンジジュースを飲んで、あまりのマズさに思わずゲッとなった経験はないですか? その理由と対処法を、面白ネタメディア「Mental_Floss」が解説しています。
おそらく想像がつくでしょうが、大きな原因の1つはあの強いミント味です。しかし、それだけではありません。「Mental_Floss」はさらに深く掘り下げています。
多くの練り歯磨きには、界面活性剤のひとつであるラウレス硫酸ナトリウム(さらに、これとよく似たラウリル硫酸ナトリウムやラウリルエーテル硫酸ナトリウム)が含まれています。口の中がよく泡立つのはこのおかげですが、歯磨き直後に口に入れたものがひどい味になるのもこの成分のせいなのです。
界面活性剤による泡で、歯磨きはずいぶん楽になりました。ただ、成分のひとつであるラウレス硫酸ナトリウムは2つの方法で我々の味覚を混乱させます。
味覚をつかさどる器官「味蕾」にある、甘みを知覚する受容器の働きを抑制してしまうのが1つ。このため、食べ物や飲み物の甘みを感じられなくなります。
さらに、舌の表面にあるリン脂質を分解。苦いものを口に入れたときの刺激を和らげてくれる役割のリン脂質がなくなってしまうので、苦味が強烈になってしまいます。
苦味が強められ、甘味が抑制されるため、何を口に入れてもマズく感じるのです
。こうした原理には諸説あるようですが、今のところ最も広く受け入れられているものだそうです。
では、どうしたらいいのでしょうか? 歯科医の多くは朝食前に歯を磨くようにとも言っています。
お勧めできるのが、ラウレス硫酸ナトリウムを含まない歯磨きを探すという方法です。経験から言うと、ラウレス硫酸ナトリウム抜き歯磨きにすると何もかもが変わります。朝食のときの歯磨き後オレンジジュースをマズく感じなくなりました。
一般的に考えれば、どんな練り歯磨きを買っても問題はありません。ただ、歯磨き後のマズさを回避するためにも試してみる価値はありそうです。
Why Does Everything Taste Bad After You Brush Your Teeth?|Mental_Floss via The Kitchn
Whitson Gordon(原文/訳:福岡洋一/ガリレオ)
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