毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加させていただいています。隔週で症例検討会と論文抄読会をしております。2012/11/16 は論文抄読会でテーマは「歯周病と糖尿病の相互関係」でした。(文献1,文献2)
文献1は人工的に引き起こした糖尿病のラットでは、傷ついた歯周組織の修復が遅れるというものでした。
文献2は人工的な歯周病を引き起こしたラットで調べたところ、歯周病により糖代謝の調節をするインシュリンの感受性とインスリン受容体後の細胞内シグナル伝達が低下したというものでした。これは正常なラットと血中の腫瘍壊死因子(TNF-α)を比較すると歯周病のラットの方が高い値を示したことから、TNF-αの増加が原因ではないかと結論づけています。
カテゴリー:★【学会・スタディーグループ】, ★【歯周病】, ・ISCT研修会, ・歯周病と全身疾患 日時:2012年11月27日