上顎の奥歯の上方には上顎洞(サイナス)と呼ばれる空洞があり、骨の厚みを制限しています。歯を失った部分の骨量が不足してインプラントが埋入できない場合には、上顎洞に骨移植(サイナスリフト)をして骨量を増やすことができます。
【サイナスリフト手術前】
・上顎左右の奥歯にインプラントを希望された患者さんですが、骨の厚みが 1 mm程度しかないことがわかりました。骨量を増やすため、サイナスリフトを計画しました。
【サイナスリフト手術後】
・上顎洞に人工骨を移植しました。
・数ヶ月待つと人工骨が吸収され、かわりに患者さんの骨が再生しインプラントを埋入できます。
・術前・術後のレントゲンを比較すると、骨の厚みが大きく増加しているのがわかります。
手術前: インプラント予定部位にはうすい骨が存在するのみです。
骨移植直後: 移植した人工骨のつぶつぶがレントゲンに写っています。
カテゴリー:★【インプラント】, ★【審美歯科】, インプラント症例, ・サイナスリフト, ・メタルボンドクラウン 日時:2011年3月18日