インプラント治療を予定している患者さんが歯周病に罹患している場合には、厳密な歯周病の治療の後インプラント治療が可能かどうか判断する必要があります。
【症例】
歯周病の治療を希望して来院された患者さんです。
初診時: プラーク(歯垢)が付着し歯肉が腫れています。
初診時レントゲン: 奥から2番目の歯は支持骨が大きく吸収し、奥から5番目の歯は虫歯で溶けて根の先だけになっています。
歯周病治療後: 概ね歯肉の炎症は改善しましたが、奥から2番目の歯は歯周病が進行していて炎症が治まらないため、抜歯することにしました。
抜歯した歯:根の先近くまで歯周病が進み、分岐部にも黒い歯石が付いています。
臼歯は倒れて傾斜していたため、歯列矯正をしています。
治療終了時: 歯周病の改善を確認した後、歯を抜いた部位にはインプラントを埋入しています。
終了時レントゲン
また、天然歯とインプラントの安定した経過のためにはメインテナンス(定期検診)も欠かせません。
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