歯根が2本以上ある歯の歯根の分岐部まで進行した歯周病を「根分岐部病変」と言います。
根分岐部は歯石の除去が難しく、患者さんにとっても歯ブラシが難しい場所です。
このため根分岐部病変を抱えた歯では、複雑な治療方法が必要となることが多くなります。
根分岐部病変の検査には、分岐部用のポケット探針を使います。
歯の側面から水平にポケット探針がどこまで入るかにより、分岐部病変は以下のように分類されます。(下図は歯を上から見たところです)
1度: ポケット探針が歯の幅の1/ 3を越えて入らないもの
2度: ポケット探針が歯の幅の1/ 3を越えて入るが、反対側に貫通しないもの
3度: ポケット探針が反対側に貫通するもの