口臭は起床直後に最も高い値を示します。
夜間唾液の分泌が減り、細菌が増殖して口の中の汚れ成分を分解し、口臭の原因物質であるVSCがたくさん作られるからです。
しかし、食事や歯みがきで口の中の細菌は減少し、刺激によって唾液量が増加すると口臭は弱くなります。
誰にでもこのような生理的口臭はみられますが、そのにおいの強さは口の中の細菌、汚れ成分、唾液量などにより異なります。
生理的口臭には図のように日内変動がありますが、ゼロになることはありません。
このように、健康な人でも口臭が一時的に強くなることがあります。
誰にでも生理的口臭はあるので、必要以上に神経質になることはありません。
※参考文献: 8020推進財団「歯とお口の健康小冊子」